Domino License

Lotus Domino R8.5のライセンスについて説明しよう。

サーバライセンス

サーバライセンスの種類

サーバライセンスには、以下の3種類がある。

Domino Enterprise Server

フル機能版。自作アプリも利用できるし、メール機能も利用できる。

ユーザー認証が必要な場合=ユーザーを区別する場合は、Webアクセスからアクセスさせる場合でもCAL(クライアントのライセンス)が必要。

Domino Utility Server

自作アプリは利用できるが、メール機能は利用できない。Enterprise Serverからメール機能を取り除いたもの。

Webからアクセスさせる場合、ユーザー認証を行っても、CALは不要となるのが特徴。DB設計や管理のためにNotesクライアントからアクセスする分のCALは必要。 Webがメインのサーバに使うなら、これがいいかも。

1人が同じIDを使いまわして複数のPCにNotesクライアントをインストールしても、CALは1つで済む。しかし、複数の人が同じIDを使いまわすことはできなくなった。 まぁ使ってもいいけど、人数分のCALが必要*1

Domino Messaging Server

メール機能と標準添付されているテンプレートから作成したアプリだけが使用できる。 ユーザー認証が必要なら、WebからのアクセスでもCALが必要。

それぞれのライセンスに従業員が1000人以下の会社用のExpressライセンスがある。ちょっと安めの価格設定になっている。 これ、ある部署だけで導入するとしても、会社全体の従業員が1000人以上いると、適用できない。

サーバのPVUと価格

Domino Utility Serverの場合、CALがいらない代わりに、サーバの能力でサーバライセンスの価格が決まってくる。

コア数やCPUの種類を元にサーバの能力をPVUという数値であらわす。Xeonクラスで、4コア×2CPUで400PVUくらいになるらしい。

後は、サーバライセンスの種類ごとに1PVUあたりの単価が決まっているので、単価×PVU数がサーバライセンスの価格になる。

仮想マシン上で動作させる場合、仮想マシンに割り当てるコアを制限するなどして、サーバ能力を限定すると、PVU数が少なくなる。 「サブスクリプションライセンス」というらしい。

いまどきのサーバなら、仮想マシン環境で1コアに限定しても、150万円くらいになるのではなかろうか。

クライアントライセンス

Domino R8.5.1から、設計機能付のライセンスと、設計機能無しライセンスが一本化された。 CALを購入すれば、全員が設計機能も使用できるというのは非常にうれしい。

Domino Enterprise ServerやMessaging Serverの場合、Webからアクセスする場合も、CALが必要。大まかに言って、1万円後半。もちろん、Passportのレベルで価格はかなり変わってくる。 R4.6時代のライセンスからでもアップデートライセンスが購入できるらしい。


*1私はR5.0でアップデートをやめてたのだが、当時はIDの数がクライアントライセンスという認識だった。IBMの技術の人によると、その当時はそのような 使い方はグレーゾーンだったらしい。今は1人-1CALが明確になっているらしい。